「転ばないで」で 転ぶ確率がアップ! 創意工夫を引き出す話し方

 

 小さな子どもがすることを見ていると、思わず止めたくなるような、危なっかしい場面に出くわすことがありますね。おぼつかない足で走り出すなんてことはしょっちゅう。お母さんはそのたびに「走らないで」「転ばないで!」と大忙し。子どものために止めているのに、何度言っても、やっぱり走るのをやめてくれません。そんなふうに困っているお母さんも多いことでしょう。ですが、一生懸命に言っているその言葉、子どもに伝わっていないかもしれません。

 ここで、お母さんに心理学で有名なお願いをしてみます。「ピンクの象を想像しないでください」。どうでしょう? お願いとは裏腹に、ピンクの象を想像したのではないでしょうか。人間の脳は、本来、否定語を理解するようには作られていません。「転ばないで!」と言われ、真っ先に子どもの頭に浮かぶのは「転ぶ」イメージなのです。転ぶ確率をなんと50%も上げてしまいます。子どもに伝えたい言葉は、ぜひ肯定文で話してください。「転ばないで!」ではなく「足元に気をつけてね」「歩いてね」などです。してほしくない行動をとがめるのではなく、してほしい行動を伝えるだけで大丈夫なのです。

 とはいえ、子どもが成長するには小さな失敗は必要です。取り返しのつかない大きな失敗を防ぐためにも、成長の糧になる小さな失敗はたくさんさせてあげましょう。そしてどうしても伝えたいことは肯定文で。子どもは失敗を繰り返しながら創意工夫し、工夫する力を育てることでしょう。

著者むらたますみ
キッズコーチングシニアトレーナー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長

子育て・教育

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2026 贈呈式

交通安全キャンペーン2026 贈呈式

おすすめ記事

  1.  毎月第3週掲載「私たちの視線・始点」の拡大版。「女性狩猟会里山アップサイクル」のメンバーが、日頃…
  2. リビング和歌山2026年6月27日号「自転車の“青切符”運用3カ月 あなたの運転大丈夫?」
     今年4月、改正道路交通法の一部が施行され、自転車の交通反則通告制度(いわゆる「青切符」)が導入さ…
  3. リビング和歌山2026年6月20日号「ジメジメな日も心地よく梅雨は香りでリフレッシュ」
     曇り空や雨の日が続き、気分がどんよりしがちな梅雨シーズン。そんな時季こそ、暮らしに香りを取り入れ…
  4.  健康志向の高まりを背景に、玄米の栄養価や機能性が改めて注目されています。6月14日の「認知症予防…
  5. リビング和歌山2026年6月6日号「雨が楽しみに変わる 初夏のアジサイ巡り」
     雨の季節を彩るアジサイが、各地で咲き始めます。見頃は6月~7月初旬。アジサイ園や花手水、庭園散策…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2026/7/2

    2026年7月4日号
  2. 2026/6/25

    2026年6月27日号
  3. 2026/6/18

    2026年6月20日号
  4. 2026/6/11

    2026年6月13日号
  5. 2026/6/4

    2026年6月6日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る