ギフトに添える、心遣いorigamiラッピング

 日本が誇る伝統の遊び・折り紙に今こそ注目してみませんか。最近は、ラッピングなどに生かせる“大人かわいい”柄の折り紙も多数販売されています。少しの工夫で、ギフトが魅力的に。

正方形の紙から作る多彩な形
折り紙の魅力を再確認して

正方形の紙から、さまざまな形を作ることができる、日本の伝統の遊び・折り紙。鶴(つる)や風船、箱舟など、小さいころ誰しもが触れたことがあるのでは。2020年に開催される東京五輪・パラリンピックでメイン会場となる、「新国立競技場」の内装デザインにも折り紙のイメージが取り入れられ、世界から注目を集めています。

日本折紙協会和歌山支部「和歌山折紙の会」支部長の平野公美子さんに、折り紙で作るバスケットとリボンの作り方を聞きました。また、和歌山市出身のテキスタイルデザイナーでイラストレーターのぷらこさんが手掛ける「わかやまおりがみ」を紹介。

2月14日はバレンタイン、さらに2月26日は包む(ラッピング)の日。折り紙を使った飾り作りやラッピングに挑戦してみませんか。丁寧に折った折り紙作品をプレゼントに添えれば、温かな気持ちがきっと伝わるはずです。和歌山愛がたっぷり詰まったユニークな折り紙を使って、ぜひチャレンジを。

1枚の紙から丁寧に
気持ちが伝わる折り紙

和歌山折紙の会・支部長の平野公美子さん(左)と、会員の榎本淑江さん(右)

日本折紙協会和歌山支部・支部長の平野公美子さんが講師を務める、折り紙教室を訪ねました。

「紙1枚でいろいろな物を作り上げられるところが、折り紙の魅力。紙だから、かさばらずに持ち運びにも便利で、いつでもどこでもできるのがいいですね」と平野さん。かわいいバスケットと、ギフトを飾るリボンの折り方を教えてもらいました。

オリジナルの作品や、誰にでも分かりやすい折り方を考えるのも面白さの一つだと、平野さんは話します。

“箱”というだけでも、多彩な作品が。いろいろな折り方にチャレンジしてみたくなります(写真は平野さんの作品)

同教室の榎本淑江さんは、「伝統の和紙からお菓子の包み紙まで、素材を変えると作品の表情ががらりと変わります。プレゼントなどに手作りの折り紙を添えると、細やかな心遣いが伝わりますよ」と。

年金者組合和歌山県支部主催の折り紙教室は、毎月第2木曜午前10時から、和歌山市教育会館(和歌山市九番丁)で実施されています。

 

問い合せ 090(1599)3296榎本さん
073(445)6757日本折紙協会和歌山支部平野さん

 

 

 

ミカンにクジラ、和歌山城…
和歌山愛が詰まった折り紙

 

子どもから大人まで親しめる、ほっこり、温かみのあるオリジナル折り紙

テキスタイルデザイナー、イラストレーターのぷらこさん

和歌山市出身のテキスタイルデザイナーで、イラストレーターのぷらこさんが手掛ける、「わかやまおりがみ」。地元愛が感じられるかわいい絵柄が特徴の折り紙で、今話題を集めています。ミカンの総柄と、和歌山城やパンダ、クジラなど、“和歌山といえば”のモチーフを散りばめた一色刷りのオレンジとブルーの3種類が販売されています。

制作のきっかけについてぷらこさんは、「ポポロハスマーケットに出展する際、テキスタイルで何かできないかと考えたとき、折り紙なら、小さい子どもから大人まで親しめるのではと思いつきました」と話します。和歌山で開催されるイベントなので、地元ならではの雑貨が作りたいという思いから、和歌山の魅力を詰め込んだ折り紙が出来上がったのだとか。

金魚を題材にしたシリーズも

「以前、アートのワークショップで、わかやまおりがみをちぎり絵の材料として使ってもらったことが。『折り紙ってただ単に折るだけじゃない。手に取る人によって、いろいろな使い道があるんだ』と気付きました」とぷらこさん。折り紙遊びとして楽しむだけではなく、和歌山愛がつまった目を引く柄は、ギフトのラッピングにもぴったりです。「今後は、大きめのサイズや新しい柄の折り紙も制作する予定。和歌山をモチーフにした布なども作っていきたい」。和歌山ならではの、カラフルな作品が生まれるのが楽しみですね。

「わかやまおりがみ」は、10.5cm角、12枚入りで300円。金魚をモチーフにした、「きんぎょおりがみ」もあり。ボックスゼロ(和歌山市)のほか、和歌山城の「お天守茶屋」(和歌山市一番丁)、七曲市場「セブンドアーズ」(和歌山市東長町)でも販売。

店名 SUMAIプロジェクトBOX*0(ボックスゼロ)
住所 和歌山市十番丁15市川ビル4階
問い合せ 080(1416)1870または073(456)1624
営業時間 午前9時~午後5時
休日 水・日曜、祝日

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