毎日生き生き健康通信vol.75
スギ花粉後も症状が続くときは
ヒノキ花粉や黄砂の影響も

アレルギー反応や気道刺激で症状悪化

 スギ花粉のピークが過ぎる3月下旬。「スギ花粉の時期は終わったはずなのに喉がイガイガしたり、せきが続く」―。こうした症状はスギ花粉の後にピークを迎えるヒノキ花粉や、黄砂の影響が関係している可能性があります。

春先はヒノキ花粉に加え、黄砂が見られる時期でもあります。黄砂は中国大陸から偏西風に乗って日本に運ばれ、風が強い4月から5月に飛来することが多いといわれています。和歌山は海に近く、海風の影響で花粉は比較的少ないとされていますが、黄砂は多く飛来することもあります。

黄砂には土壌の粒子だけでなく、ハウスダストやカビ、化学物質、PM2・5など、さまざまな成分が付着していて、呼吸器やアレルギー症状への影響が懸念されます。

花粉症がなくても、ハウスダストにアレルギーがある人は、黄砂が飛びやすい4月頃から喉の違和感や鼻水、目のかゆみ、せきなどの症状が出ることがあります。人によっては息苦しさを感じることもあり、ぜんそくの人は特に注意が必要です。

花粉でもぜんそくが悪化することはありますが、黄砂はアレルギー反応に加え、化学物質やPM2・5による気道への刺激も重なるので、症状が悪化しやすいとされています。

治療は、抗アレルギー薬などでアレルギー反応を抑えることが基本です。鼻の症状が治まっても、せきや痰(たん)が続く場合は、ぜんそくが隠れている可能性があります。症状がある間は薬を続けて服用し、ぜんそくがある人はこの時期、治療内容を改めて見直し、しっかりとコントロールすることが重要です。

予防は花粉対策とほぼ同じです。花粉は毎日飛びますが、黄砂は偏西風の影響を受けるので、風が強い日など飛来する日が限られています。テレビなどで黄砂の情報が出ているときは注意し、症状が強いときはマスクを着用したり、洗濯物の外干しを控えたりするなどして対策しましょう。

スギ花粉の時期が過ぎても、せきや息苦しさなどの症状が続く人は、かかりつけ医に相談を。症状が長引くときは自己判断せず、早めの受診を心掛けましょう。

(辻本直貴)

店舗名和歌山駅前つじもと内科・呼吸器内科アレルギー科
電話番号073-476-5676
Webサイトhttps://wakayama-naika.com/
住所〒640-8341 和歌山市黒田95-5
診療時間(月・火・木・金)9:00-13:00 15:00-18:00
※水曜日・土曜日9:00-13:00

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