民間住宅ローン利用者の実態調査 全期間固定型が増加傾向に

金利の見通しは「現状よりも上昇」が多数

家を建てようと考えている人にとって欠かせないのが住宅ローン。長い年月を掛けて支払いをしていくものなので、できるだけリスクが少ないことはもちろんですが、現状の金利の低さは借り手にとって大きな魅力になります。

住宅金融支援機構が先月、住宅ローンの金利タイプや住宅ローン選びに関する「2016年度民間住宅ローン利用者の実態調査(第2回)」を公表しました(調査期間は2017年4月、対象は16年10月〜17年3月までの民間住宅ローン利用者1500人)。

金利タイプの構成比は、「全期間固定型」で17%と前回比(調査期間16年3月〜9月)3.1%増加。一方、「固定期間選択型(35.1%)」が同1.8%減少、「変動型(47.9%)」が同1.3%減少しました。

選択した金利タイプの構成比を世帯年収別にみると、最多層は変動型で「600万円超800万円以下」(30.0%)、固定期間選択型で「400万円超600万円以下」(29.8%)、全期間固定型で「400万円超600万円以下」、「600万円超800万円以下」(各30.2%)でした。

今後1年間の住宅ローン金利の見通しは、全体で「現状よりも上昇する」を選んだ人が前回に比べて増加(グラフ参照)。金利タイプ別にみると、構成比が増えた全期間固定型でも59.2%(前回比16.8%増)と大幅に上昇しました。

「利用した住宅ローン決定に際して影響が大きかった媒体等」は、「住宅・販売事業者(41.2%)」が最多。「利用した住宅ローンを選んだ決め手(フラット35利用者以外)」でも「金利が低いこと(75.1%)」に続いて、「住宅・販売事業者に勧められたから(18.6%)」となっており、ローンの決定には、住宅・販売事業者の影響が少なくないと言えるかもしれません。

ハウジング

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年6月21日号「今さら聞けない 給与明細のミカタ!」
     給与明細を毎月しっかり確認していますか? 給与明細には多くの情報が詰まっていて、ポイントを押さえ…
  2. リビング和歌山2025年6月14日号「 和歌山市の魅力を伝える広告が新大阪駅に 市の職員が制作! 彼女の名は?」
     関西の玄関口となるJR新大阪駅の新幹線改札内で、和歌山市のPR広告が放映されています。広告画像の…
  3. リビング和歌山2025年6月7日号「 甘~い誘惑! ドーナツ店巡り」
     6月第1金曜日の「ドーナツの日」に合わせて今号はドーナツ特集。定番のシンプルドーナツ、クリームが…
  4. リビング和歌山2025年5月31日号「いざというとき、自分の身を守る “護身術”を学ぼう」
     夏は夜の外出やイベントが増える時期。不審者や痴漢、通り魔など犯罪も起こりやすくなります。いざとい…
  5. リビング和歌山2025年5月24日号「価格高騰!令和米騒動 今こそ考えたい、食と農の未来」
     政府が備蓄米を放出したものの、市場への影響は限定的で、米の高騰が続いています。こうした状況だから…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/6/19

    2025年6月21日号
  2. 2025/6/12

    2025年6月14日号
  3. 2025/6/5

    2025年6月7日号
  4. 2025/5/29

    2025年5月31日号
  5. 2025/5/22

    2025年5月24日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る