毎日生き生き健康通信vol.77
健診結果を放置していませんか
「経過観察」を見過ごさないで
- 2026/5/28
- みんなの健康
- 内科の先生に聞きました!(毎日生き生き健康通信)
指摘されやすいのは血圧、血糖値など
春は学校や職場で健康診断を受ける機会が多く、5月ごろから結果が届き始めます。企業健診や人間ドックの場合、結果表だけが返ってきて、直接説明を受ける機会が少ない場合も。「毎年同じ判定だから」「症状がないから大丈夫」と、そのまま結果を放置してしまう人も少なくありません。
健診で指摘されやすいのが、血圧、血糖値、コレステロール、肝機能など。判定はA~Eの5段階で、Aは「正常」、Bは「軽度異常」ですぐに治療が必要ではない状態、C「経過観察」、D「要治療」「要精密検査」、E「治療中」とされます。
健診結果で比較的多いのがC判定です。1カ月後や半年後、1年後など受診の目安がさまざまで、どの程度注意が必要なのか分かりにくいこともあります。
血圧は収縮期血圧130ミリHg以上が保健指導とされ、140ミリHg以上になると受診勧奨の対象になります。130~139ミリHgが、C判定の「経過観察」に当たります。他にも、血糖値はヘモグロビンA1Cが5・6~6・4%、LDLコレステロールは1㌥㍑当たり120~139ミリ㌘がC判定の目安です。こうした数値の異常を放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞などにつながる恐れがあります。
若い頃から血圧やコレステロールが高く、体質だと思って長年そのままにしている人もいます。数値が高い状態が続くと、少しずつ体に負担がかかるので、治療が必要です。治療を始めると、一時的に「しんどい」「調子が悪い」と感じる人もいますが、高い数値に体が慣れてしまっている場合もあるので、正常な状態を維持していくことが大切です。
食生活や喫煙、飲酒など生活習慣の見直しは、検査値を確認しながら考えていく必要があります。肝機能はAST、ALT、γGTPのどの数値が高いかで考えられる原因が異なります。また、レントゲン検査も結果表だけでは異常の内容や原因となる病気が分かりにくいことがあります。
C判定で気になる結果が出た人は病状を正しく把握するために、検査結果を持参し、かかりつけ医に相談を。
(辻本直貴)
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