FPが解説! 住宅ローン相談室⑤
住宅ローンでなぜ必要?
「団信」って何ですか
- 2026/10/16
- 暮らそら
契約者の万一のときに返済を保障

初めての家づくりは知らないことだらけ。聞き慣れない言葉を耳にすることもありますが、「団信」もその一つ。そこで、シリーズ第5回は「団信」について、「和歌山家づくりのお金相談センター」(橋本市紀見ヶ丘)代表で、FP(ファイナンシャル・プランナー)の柴垣和哉さんに聞きました。
柴垣さんは、「団信は、住宅ローンを組む際に加入する生命保険です」と説明します。住宅ローンの返済は長期間にわたるため、その間に契約者が病気や事故などによって返済が難しくなる可能性があります。
「契約者が死亡したり、高度障害状態になったりして、住宅ローンの返済が困難になった場合には、団信によって残りのローンが完済されます」と柴垣さん。
そのため、万が一の時にも家族に返済の負担を残さずに済みます。また、「多くの金融機関が、住宅ローンの利用条件として団信への加入を求めています。保険料は金利に含まれるのが一般的です」と付け加えます。
団信には、先に述べた死亡や高度障害に備える「一般団信」のほか、がんと診断された場合に備える「がん団信」、がん・心疾患・脳血管疾患を保障する「三大疾病団信」、病気やけがで長期間働けなくなったときにサポートする「就業不能保障団信」などがあります。
「このように疾病保障を充実させた商品に加えて、買い物優待などの付帯サービスが付いたものもそろいます」と柴垣さん。さらに「住宅ローンを選ぶときは、家族構成やライフスタイル、家計の状況などを踏まえ、金利だけでなく、団信の特約内容や適用条件までしっかり確認するとよいでしょう」と、アドバイスします。
一方で、契約者の健康状態や過去の病歴、年齢などを理由に、団信に加入できないケースもあります。そのような場合は、団信への加入が任意の「フラット35」や、通常の団信より加入条件が緩和された「ワイド団信」が選択肢となります。
「『住宅ローンが組めない』と諦める前に、利用できる商品がないか、金融機関やFPに相談してみてください」と、柴垣さんは最後に話していました。

「住宅ローンは、団信の保障内容や特約まで比較すると納得して選べます」と話す柴垣さん










