FPが教える「住まいにまつわるお金の基礎知識⑧」
災害時の生活の立て直しに 「家財保険」は重要

家財は想像以上に大きな財産

秋山裕材さん。アドバンス・コミュニケーションズ代表取締役。ファイナンシャルプランナー

シリーズで届けている「住まいにまつわるお金の基礎知識」。前回に引き続き、独立系FP(ファイナンシャル・プランナー)会社「アドバンス・コミュニケーションズ」(和歌山市十二番丁)の代表でFPの秋山裕材(ひろき)さんが、火災保険について解説します。

「一戸建てを新築した人は、たいてい火災保険に加入されますが、意外と知られていないのが、火災保険にも契約プランがあるということ。補償範囲が『建物と家財』『建物だけ』『家財だけ』と必要に応じて選べます」と秋山さん。といっても、「家財」まで補償をつける人は、火災保険加入者の3~4割程度といったところだそうで、「予期せぬ出来事に備えるためには、『家財保険』にもぜひとも入っておいてほしい。家財は大きな財産です」と強調します。
建物は、“購入価格”が明確なため、その価値が算出しやすいのに対し、“お宅の家財の総額は?”と尋ねられて答えられますか。家財とは、家具や家電製品だけでなく、衣類や玩具、身の回り品も含まれます。

「例えば、台風で浸水被害に遭ったとします。壁や床などの修繕は、建物の補償範囲ですが、水につかった家電、じゅうたん、洋服などは家財の補償をつけていなければ、保険金は支払われません」。被災地で家主やボランティアの人たちが、家の中から土砂を撤去している光景を目にしたことがあるかと思いますが、わが家があの状況になったとき…、と考えると怖いですよね。

一方、プランによっては、「子どもがおもちゃを投げてガラスが割れた」「液晶テレビをテレビ台から誤って落として壊した」など、日常で起こる不測かつ突発的な事故も補償対象に。「こういっては何ですが…、補償内容を理解している人が本当に少ない。健康診断、車検と同じように、火災保険の補償も定期的に確認してほしいんですよね。生命保険もですけど…」とくぎを刺します。

また、家財保険については、現在、賃貸住宅に住んでいる人にも警告が。「入居時に仲介会社を通じて『家財保険』に加入したと思いますが、契約は更新していますか? もしもあなたが火災の火元となった場合、家主への賠償責任が発生します。ご注意ください」と。

暮らそら

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2026 贈呈式

交通安全キャンペーン2026 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2026年7月25日号「 サービスエリア・パーキングエリアで楽しむ ご当地グルメ」
    夏休み、高速道路を利用する人も多いのでは。今回は近畿エリアのリビング新聞編集部の合同企画。5府県の…
  2. リビング和歌山2026年7月18日号「 3D技術で本物そっくり! レプリカをつくる博物館」
     昨年10月に開館した「レプリカをつくる博物館」(紀美野町神野市場)。3D技術を駆使した骨格標本や…
  3. リビング和歌山2026年7月11日号「参加者募集!好評につき第2弾 リビング特別体験イベント 夏休み! 親子で工場見学」
     いよいよ待ちに待った夏休み。昨年好評だった「夏休み! 親子で工場見学」の第2弾を企画しました。今…
  4.  毎月第3週掲載「私たちの視線・始点」の拡大版。「女性狩猟会里山アップサイクル」のメンバーが、日頃…
  5. リビング和歌山2026年6月27日号「自転車の“青切符”運用3カ月 あなたの運転大丈夫?」
     今年4月、改正道路交通法の一部が施行され、自転車の交通反則通告制度(いわゆる「青切符」)が導入さ…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2026/7/23

    2026年7月25日号
  2. 2026/7/16

    2026年7月18日号
  3. 2026/7/9

    2026年7月11日号
  4. 2026/7/2

    2026年7月4日号
  5. 2026/6/25

    2026年6月27日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る