- Home
- 過去の記事一覧
文化財 仏像のよこがお
-
−第19回−文化財 仏像のよこがお「集落が守り伝えた平安初期の密教仏」
菩薩形坐像(林ヶ峰観音寺蔵) 紀の川市平野の林ヶ峰(はいがみね)地区は、葛城山系の果樹が広がる山ふところの高台にある小集落で、眼下に紀の川を望み、はるか先には高野山に連なる峰々を仰ぐ絶景の地です。2012年1月、集落の集… -
−第18回−文化財 仏像のよこがお「浄教寺大日如来坐像と明恵上人」
京都・栂尾の高山寺は、和歌山を代表する高僧・明恵(1173~1232)によって開かれた寺院です。現在、東京国立博物館では、高山寺に伝わる至宝・鳥獣戯画4巻の全貌を公開する特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」が開かれていますが… -
−第17回−文化財 仏像のよこがお「長沢蘆雪が描いた栽松道者」
江戸時代中期に活躍した長沢蘆雪(ながさわろせつ、1754~99年)は、1786(天明6)年から翌年にかけて、師の円山応挙の代理として紀南に赴き、草堂寺(白浜町)、無量寺(串本町)、成就寺(古座町)に滞在して多数のふすま絵… -
−第16回−文化財 仏像のよこがお「万蔵地蔵と葛城修験」
2020(令和2)年に「葛城修験―里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」が日本遺産に登録されました。葛城修験とは役行者(えんのぎょうじゃ)ゆかりの葛城山系の山々を巡る修行の体系で、友ヶ島から葛城山を通って二上山の先ま… -
−第15回−文化財 仏像のよこがお「熊野御幸を見守った金剛童子像」
▶ 滝尻金剛童子立像 聖地・熊野三山(本宮・新宮・那智山)への参詣者が往来した祈りの道、熊野古道。その道沿いに、王子とよばれる神社や祠(ほこら)が多数あり、九十九王子(くじゅうくおうじ)と総称されています。王子にまつられ… -
−第14回−文化財 仏像のよこがお「シンボルとしての牛馬童子像」
世界遺産に登録される熊野古道の箸折峠(はしおりとうげ、田辺市中辺路町)に不思議な姿の石像が安置されています。総高55cm、頭巾をかぶった高位の修験者が、並んだ牛と馬に同時にまたがる姿で、それぞれ表情は愛らしく、熊野古道の… -
−第13回−文化財 仏像のよこがお「童男行者と粉河寺」
童男行者と粉河寺 平安時代末期に描かれた国宝・粉河寺縁起は、粉河寺の本尊の造像と寺院の創建にまつわる縁起と、霊験あらたかな粉河観音が長者の娘の病を治した縁起の二つの物語から構成されています。その前半と後半のそれぞれの物語… -
−第12回−文化財 仏像のよこがお「粉河観音の鞘付き帯と紅袴」
粉河観音の鞘付き帯と紅袴 粉河寺の千手観音は、童子に姿を変えて現れ、願いをかなえる「生身(しょうじん)」の観音として信仰されました。その霊験あらたかな観音の由緒を記した『粉河寺縁起』に、粉河観音独特のある特徴的な姿が語ら… -
−第11回−文化財 仏像のよこがお「霊験あらたかな粉河観音」
霊験あらたかな粉河観音 西国三十三所第3番札所の粉河寺は千手観音を本尊とします。千手観音は11の顔、千本の手、そして手のひらに千の眼があり、あらゆる世界の苦しむ人々を救済する、と『千手陀羅尼(だらに)経』に記されます。千… -
−第10回−文化財 仏像のよこがお「粉河の聖を舳に立てて、乗せて渡さん極楽へ」
粉河の聖を舳に立てて、乗せて渡さん極楽へ 平安時代末期、後白河法皇が「今様(いまよう)」という歌謡を集約した『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』の中に、「大峰聖(ひじり)を舟に乗せ、粉河の聖を舳(へ)に立てて…