小野田寛郎さんの生き様が演劇に
演劇街道きのくにプロジェクト・劇団紀州合作
12月4日(土)、5日(日)、海南市の「劇場すわん江戸村」で上演

実話をもとにフィクションで
主人公を通して小野田さんを

宇賀部神社で舞台公演の記者会見が行われました。公演関係者と小野田典生宮司

宇賀部神社で舞台公演の記者会見が行われました。公演関係者と小野田典生宮司

太平洋戦争が終わった後もフィリピンルバング島に潜伏し、約30年後に帰還した元陸軍少尉の小野田寛郎さん。その史実をフランス人が描いた映画「ONODA一万夜を超えて」が、今秋話題を集めましたが、次は昭和時代劇になって小野田さんの出身地・海南市の劇場すわん江戸村で上演されます。

タイトルは、「負け。―生きる―」。〝きのくにの魅力〟を舞台という手段で発信している「演劇街道きのくにプロジェクト」と、すわん江戸村を拠点に活動する「劇団紀州」の合作。「小野田さんを紹介する作品ではありますが、直接描くのではなく、捜索協力をした架空の人物を主人公に置いたフィクションで、角度を変えてとらえた作品」と脚本を手掛けた金澤寿美さん。劇団紀州の代表・市川昇次郎さんも「どの方向から小野田さんをとらえ、どう演出すればいいのか金澤さんと議論を重ねました。劇を見てもらえば、タイトルに納得していただけると思います」と話します。

本家筋にあたる宇賀部神社の小野田典生宮司も「寛郎は、人間は生きるために生まれてきたのに、自ら命を絶つことに心を悩ましていました。生きるということに焦点を当てていただき、心に何らかの形で響くものがあればうれしいです」と期待を寄せます。

公演日時12月4日(土)、5日(日)午後1時、午後6時(開場は1時間前)
場所劇場すわん江戸村(海南市且来)
料金一般前売り2500円(当日3000円)、学生1500円、未就学児無料
チケットインターネット予約(https://stage.corich.jp/stage/115242)の他、劇場すわん江戸村などで販売
問い合わせ090(6065)0470
演劇街道きのくにプロジェクト

コーナー

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山12月7日号「手作りで迎えるクリスマス ミニチュアフードの世界」
    指先に乗るほど小さいのに、本物と見間違えるほど精巧に仕上げられたミニチュアフード。今年の暮れは、作…
  2. リビング和歌山11月30日号「和歌山県、旬の魚を訪ねて漁港巡り美しい紅白模様で際立つ甘み新鮮な足赤えびが人気の漁港」
     今年度、全国のリビング新聞ネットワークが「さかなをたべよう!」キャンペーンを展開中。リビング和歌山…
  3.  和歌山県の温泉といえば、白浜温泉、川湯温泉などをイメージしがち…。いやいや、和歌山市内にも穴場の名…
  4. リビング和歌山11月16日号「デジタル時代だからこそ 手書きに思いを込めて」
     年末といえば、クリスマスカードに年賀状、今年は手書きで思いを伝えませんか。若い世代に注目を集める…
  5. “遺言”と聞くと、“老後になってから”と考える人が多いのでは。しかし、遺言は生前対策の一つとして、…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2024/12/5

    2024年12月7日号
  2. 2024/11/28

    2024年11月30日号
  3. 2024/11/21

    2024年11月23日号
  4. 2024/11/14

    2024年11月16日号
  5. 2024/11/7

    2024年11月9日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る