毎日生き生き健康通信vol.44
季節が変わっても要注意
秋の熱中症とかくれ脱水

水分を取り忘れ、気付かないうちに進行

 もうすぐ秋。今年の夏は猛烈な暑さが続きましたが、季節が変わって過ごしやすい日が少しずつ増えていきそうですね。とはいえ、総務省消防庁によると、昨年の9月に熱中症で救急搬送された人は全国で4931人、死亡者も2人いました。引き続き、暑さ対策を心掛けましょう。

熱中症は、体内に熱がこもって体温が上昇することで生じます。通常なら、体温が上がると、汗の蒸発による「気化熱」と、皮膚の表面から熱を空気中に逃す「熱放散」によって体温が調節されます。しかし、気温や湿度が高い環境ではこの機能がうまく働かず、体内の水分や塩分が失われて体調不良に見舞われます。

熱中症の主な症状は、左のチェックシートに書かれているように、目まい・立ちくらみ、吐き気、頭痛、倦怠(けんたい)感などがあります。症状が進むと、意識障害を引き起こし、最悪のケースでは命を落とすことも。

秋は夏に比べて暑さは和らぎますが、日によって暑かったり涼しかったり、一日の気温差が大きかったりします。夏の疲れが残って体力が落ちている上に、秋特有の気候に適応できず、熱中症になる人がいます。また、夏ほど汗をかかず、喉が乾かなくなるため、水分補給の意識が低下して、気付いたら脱水症になっていた“かくれ脱水”のケースも。かくれ脱水は脱水症の前段階のようなもので、体内の水分が減っていても自覚症状がないため、特に注意が必要です。

熱中症や脱水症の予防として、小まめに水分を取ることを心掛けて。一度にたくさん取るのではなく、少しずつ、回数を多くして摂取しましょう。食事から取れる水分も含めて、1日に2㍑の摂取が目安です。
熱中症の重症化を防ぐには、軽度のうちに適切な対処をすることが大切です。「いつもと違う。何かおかしい」と感じたら、すぐに涼しい環境で体を休ませ、衣服を緩めて首や脇の下、足の付け根を冷やし、水分を取ってください。水分と塩分を一緒に取れる経口補水液がおすすめです。応急処置をしても症状が改善されない場合は、医療機関で点滴などの治療を受けましょう。

熱中症になりやすい人は、体温調節が未成熟な子どもや、暑さや喉の渇きを感じにくい高齢者など。熱中症患者の約半数は65歳以上の人なので、この世代は特に注意してください。
(辻本直貴)

この症状、熱中症かも!

□目まい・立ちくらみがする
□足がつる
□手足がしびれる
□吐き気がする。吐く
□頭痛がする
□大量に汗をかく
□おしっこの量が極端に少ない
□全身がだるく、力が入らない
□体温が高い
□意識が遠のく。ぼーっとする

店舗名和歌山駅前つじもと内科・呼吸器内科アレルギー科
電話番号073-476-5676
Webサイトhttps://wakayama-naika.com/
住所〒640-8341 和歌山市黒田95-5
診療時間(月・火・木・金)9:00-13:00 15:00-18:00
※水曜日・土曜日9:00-13:00

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