飛んで画にも入れない
テレビの虫、その理由は?

テレビのツムジ


飛んで画にも入れない
テレビの虫、その理由は?

 数年前の夏、とある会議で「オオクワガタを捕る企画」を出したことがある。夏だし、幻の昆虫だし、これは視聴者を引きつけるぞと意気揚々だったが、無残な結果に。一体なぜ…と思っていると、先輩作家が教えてくれた。虫を扱う企画は、深夜枠以外では鬼門だというのだ。つまり、女性視聴者層が多い時間帯では、虫が苦手だとチャンネルを替えられてしまう。それは、あの“G”を連想させるからだ。幻のオオクワガタだろうが、それは同じ。フォルムも色もそれっぽく、苦手な人が多いため、拒絶感が強いという。

先輩は、さらに「小学生男子が好きなものも避けた方が無難」とも教えてくれた。それらは、電車、ロボット・メカ系、おならなどの下品なネタ。確かに、電車やバスなどの特集をあまり見ないのも、その理由だったと今ならわかる。子どもが好む企画は、基本的に親がチャンネル権を持つ家庭では選ばれにくい。一緒に見る親の関心を引けなければ、そもそもテレビがつかないのだ。つまりは、飛んでも火にも入らない親の“無視”。これこそ、制作者にとって一番怖い存在だ。

テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける

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