口から始まる健康づくりvol.100
銀歯の下で虫歯が再発?
2次カリエスを防ぐために
- 2026/7/23
- みんなの健康
- 歯医者さんに聞きました!(口から始まる健康づくり)
日常ケアや詰め物の素材選びも大切
長い目で考えたい歯の健康

「治療したはずの歯が、また虫歯になっていた」という経験はありませんか。詰め物や被(かぶ)せ物の下で虫歯が再発することを、「2次カリエス」と呼びます。銀歯の下で見つかるケースは少なくありません。
銀歯は、正式には「金銀パラジウム合金」という保険診療の材料で、比較的安価で強度があり、多くの歯科医院で使われてきました。しかし、長年使っているうちに金属がわずかに変形したり、歯との境目にすき間が生じたりすることがあります。その部分に細菌が入り込むと、外からは見えないところで虫歯が進行してしまうことがあるのです。
2次カリエスの怖いところは、自覚症状が少ないこと。気付いたときには神経の近くまで虫歯が進んでいたり、再び大きく歯を削らなければならなくなったりすることもあります。歯は一度削ると元には戻りません。治療を繰り返すほど歯は少しずつ小さくなり、最終的には抜歯に至るケースもあります。
近年では、保険診療でも白いCAD/CAM冠やCAD/CAMインレーを選択できるようになりました。見た目が自然で金属アレルギーの心配が少ないというメリットがありますが、一方で、症例によっては歯を大きく削る必要があることや、素材の特性上、摩耗や破折、汚れの付着などに注意が必要な場合も。
一方、自費診療で用いられるセラミックやジルコニアは、表面が滑らかで汚れが付きにくく、変色しにくいことが特徴です。適切な管理のもとでは長期間安定して使えることが期待できます。また、「良い素材を入れたから長持ちさせたい」という気持ちから、セルフケアや定期検診への意識が高まるという人も多数。
もちろん、どの素材を選んでも、それだけで虫歯を完全に防げるわけではありません。2次カリエスを防ぐうえで最も重要なのは、虫歯ができにくい口腔(こうくう)環境をつくることです。間食の回数が多い、甘い飲み物を頻繁に飲む、歯磨きが不十分といった生活習慣は、虫歯の大きなリスクになります。毎日の丁寧な歯磨きに加え、フロスや歯間ブラシを使ったケア、そして定期的な歯科検診を受けることが、再発予防への近道。
「悪くなったら何度も治療する」のではなく、「できるだけ再発させない」ことが重要。詰め物や被せ物を選ぶときには、目先の費用だけでなく、耐久性や再治療のリスク、将来どれだけ自分の歯を残せるかという長期的な視点で考えることが大切です。自身に合った治療法について、ぜひ歯科クリニックで相談してみてください。
(川崎豪彦)
| 店舗名 | かわさきデンタルクリニック |
|---|---|
| 電話番号 | 073-488-5489 |
| Webサイト | https://www.kawasakidentalclinic.com/ |
| 住所 | 〒640-8451 和歌山市中573-19-403 ふじと台ステーションビル エスタシオン EAST 4階 |
| 営業時間(診療時間) | 9:30~13:00、14:30~19:00 火曜日は9:30~15:00 金曜日・土曜日は18:00まで |
| 定休日(休診日) | 日曜・祝日 |
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