毎日生き生き健康通信vol.40
今年は多かった花粉症の重症患者
舌下免疫療法を始めるなら、今

花粉の飛散が終わるころに始める治療

今年は花粉の飛散量が多く、例年より症状がひどくて苦労している患者さんが多く来院されました。中には、今シーズン急に花粉症になったという患者さんもいました。花粉症対策として、「舌下免疫療法」を始めるなら、そろそろ検討をしましょう。

舌下免疫療法は、アレルギー疾患の原因となる抗原(アレルゲン)を飲み薬で少しずつ体の中に入れ、だんだんと慣れさせて症状を和らげていく治療法です。薬を舌の下に投与し、ゆっくりと体内に吸収させます。アレルゲンに体を慣れさせていく治療法なので、3~5年間続けなければいけませんが、治療終了後は長期にわたって症状が抑えられ、また、そのまま症状が治まる可能性も望める治療法として用いられています。

「皮下免疫療法」といって抗原を注射で投与する方法もありますが、子どもや注射が苦手な人にはストレスになり、通院しなければ治療できません。一方、舌下免疫療法は、病院で処方した薬を1日1回自分で投与し、通院は1カ月に1回程度。5歳以上なら投与でき、続けやすい治療法といえるでしょう。

舌下免疫療法を用いるのは、スギ花粉症とダニアレルギーの2種類。どちらかでないと、効果は期待できません。治療を始める前に血液検査でアレルゲンを特定することが大切です。アレルゲンがスギ花粉とダニ、両方の場合には、どちらの薬を用いるのか、また、一緒に治療を進められるかどうか、その人の症状に合わせた診断が必要です。

花粉症なら、花粉が飛んでいる時期はアレルゲンに対する体の反応が敏感になっています。花粉の飛散が終わる6月ごろが、舌下免疫療法を始めるのにちょうど良い時期。来シーズンには治療効果を確かめることもできます。まずは、アレルギー専門医を受診して、アドバイスをもらいましょう。 (辻本直貴)

店舗名和歌山駅前つじもと内科・呼吸器内科アレルギー科
電話番号073-476-5676
Webサイトhttps://wakayama-naika.com/
住所〒640-8341 和歌山市黒田95-5
診療時間(月・火・木・金)9:00-13:00 15:00-18:00
※水曜日・土曜日9:00-13:00

みんなの健康

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2026 応募はこちら

交通安全キャンペーン2026 応募はこちら

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2026年3月7日号「和歌山県の手仕事を訪ねて 竹と土、受け継がれる技 国内唯一、黒竹の産業を守る」
    古くから暮らしの道具や建築の材料として生かされてきた黒竹と、土の壁を仕上げる左官の技。自然素材と向…
  2. リビング和歌山2026年2月28日号「和歌山一番星AWARD 認定商品決定!」
     県内で製造される優れた商品を厳選し、認定・推奨する制度「和歌山一番星アワード」が実施され、グラン…
  3. リビング和歌山2026年2月21日号「餅をまけば福も人も呼び込む! 和歌山は餅まきの聖地」
    厄よけ神事、地域のお祭り、開店祝い、周年イベントなど、さまざまな場面で縁起を担いで行われる「餅まき…
  4. ホットに!“和歌山サ活”スポット
     根強く続くサウナブーム、和歌山市内には個性豊かな新施設が増えています。自然豊かな立地を生かしたサ…
  5. リビング和歌山2026年2月7日号「カレーうどんであったまろ!」
     暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きそう。程よいスパイス、熱さを保持するつゆのとろみ、消化過…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2026/3/5

    2026年3月7日号
  2. 2026/2/26

    2026年2月28日号
  3. 2026/2/19

    2026年2月21日号
  4. 2026/2/12

    2026年2月14日号
  5. 2026/2/5

    2026年2月7日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る