FPが教える! 家づくりのマネー講座⑭
火事や地震など自然災害の
“もしも”に備える「家の保険」

適切な補償で住まいも家計も守る

 思わぬ火事や自然災害に備える家の保険。シリーズ14回目は、「火災保険」と「地震保険」について、「和歌山家づくりのお金相談センター」(橋本市紀見ヶ丘)の代表で、FP(ファイナンシャル・プランナー)の柴垣和哉さんに聞きました。

「火災保険は火事だけでなく、落雷、破裂・爆発、風災や水災などの自然災害、盗難など、建物や家財に対して、幅広い補償を設定しています」と、柴垣さんは説明。保険料は建物の状態や構造、所在地などで評価され、補償範囲が広くなるほど金額も上がります。

「保険料を抑えるには、適切な補償選びが重要」と柴垣さん。「例えば、浸水の影響がない土地は水災補償を外しても」。また、火災保険の契約期間は最長5年ですが、「同じ補償内容でも1年契約を繰り返すより、5年の長期契約をした方が割引率が高くなります」とも。

保険会社によって、保険料が軽減される割引制度を設けているところもあります。「建物の耐火性能が高い省令準耐火構造に適用する『耐火性能割引』、火災が起きにくいオール電化導入の建物が対象の『オール電化住宅割引』、居住者が喫煙者じゃない場合の『禁煙者割引』などが挙げられます。各社の保険料を比較検討する際に、併せて確認を」と。

一方、地震や噴火、それに伴う津波で起きる家屋の火災や損壊、流出、埋没の補償は火災保険では支払われず、地震保険に加入する必要があります。「地震保険は火災保険とセットで契約し、その補償額は最大で火災保険の50%です」と柴垣さん。「被災後の生活再建費用に充てることが多いですが、補償額に不安を感じたら、上乗せできる『少額短期保険』もあります」とアドバイス。

新たに保険に入るとき、補償が重複していないかも注意。「火災保険と自動車保険の両方に『個人賠償責任特約』を付けているケースも。無駄な保険料を支払わないよう、今一度確認を」と、話していました。

柴垣さん

「3000万円の家なら火災、特約の家財、地震で年間4~5万円の保険料が相場」と柴垣さん


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