修繕費や保険料も予測して資金計画
住まいに関わるお金をプロが解説するマネー講座シリーズ。16回目は「入居後にかかるお金」について。「和歌山家づくりのお金相談センター」(橋本市紀見ヶ丘)の代表で、FP(ファイナンシャル・プランナー)の柴垣和哉さんに聞きました。
「家づくりの資金計画は、土地代や建築費などの初期費用に気を取られがち。快適で安全な住環境を維持・管理するには、入居後に必要なランニングコストにも目を向けて」と、柴垣さんはアドバイスします。
まずは、修繕費やリフォーム費。「日々の暮らしで家の手入れをしていても、年数がたつと設備機器や外装に劣化が生じます」と話す柴垣さん。
「キッチンやバス・トイレなどの水回りの設備や給湯器は、入居後10年から15年ぐらいが交換時期。建物本体なら、環境や素材の耐用年数にもよりますが、外壁の塗装が約10年から15年、屋根のふき替えは20年ぐらいが修繕の目安といわれます」。シロアリ対策が定期的に必要な家もあるでしょう。
「このように一戸建てに住み続けるには、修繕費はいつかは必要になるお金。入居後からコツコツ積み立てておくのが得策」と、柴垣さんは指摘します。「家の大きさや建材、設備にもよりますが、支出が多いタイミングの入居後10年目までに、最低でも100万円は貯蓄できるといいですね。修繕時期が子どもの進学やローンの繰り上げなどと重ならないように、ゆとりある資金計画をしておくのも大切」とも。
思わぬ火事や自然災害から家や家族を守る保険も念頭に。「火災保険の加入は、多くの金融機関で融資の前提条件。和歌山なら、地震保険も検討しましょう」と柴垣さん。「3000万円の家なら、火災、特約の家財、地震で、年間5万円の保険料が相場です」とも。
固定資産税や都市計画税も毎年納めます。「住居取得後の生活が苦しくならないように、住宅予算をトータルに考えましょう」と、話していました。

「修繕費はマイホームの“必要経費”。計画的に積み立てて」と話す柴垣さん
関連キーワード










