街の達人が案内! わがまちガイド②
名刹に見守られる三葛・紀三井寺地区
- 2026/8/27
- 暮らそら
医大の学生が多く、賃貸物件が豊富

街の情報は街の達人にお任せを。わがまちガイドシリーズ2回目は和歌山市の「三葛・紀三井寺地区」です。「日之出建設」(和歌山市三󠄀葛)の代表取締役で、半世紀にわたって同地区の住宅や土地の売買に携わってきた沼井克行さんに聞きました。
和歌山市の南部に位置し、名草山を背後にたたずむ名刹・紀三井寺の歴史的景観が、日々の暮らしに寄り添う同地区。古くからニット産業の地としても知られ、「JR紀三井寺駅の東側、名草山の麓には、今もニット関連の会社が稼働しています」と、沼井さんは地域の特色を語ります。
紀三井寺周辺の住宅街には、昔ながらの家々が建ち並び、道幅が狭いエリアが多く、長く住み続ける住民が多いことが特徴です。
「広い土地が見つかりづらいので、分譲地など新規の土地開発が進みにくく、住宅地の供給が限られている面があります」と、沼井さん。「地価はあまり変動しません。前面道路が広く、接道義務を満たしているなど条件の良い土地なら、1坪25〜30万円ほどでしょうか」と続けます。
一方で、和歌山県立医科大学や同大の保健看護学部があることから、学生や医療関係者が多く、賃貸物件は比較的充実しています。「JR紀三井寺駅があり、主要道路の一つである国体道路には路線バスが走ります。阪和自動車道の和歌山南スマートICや海南ICにもアクセスしやすく、交通の利便性は高いですね」と、沼井さん。駅に近い賃貸の物件でも、市内の中心部より家賃が抑えられる点も魅力です。
国体道路沿いには大型スーパーや飲食店が集まり、日常の買い物や外食に困りません。医大の附属病院をはじめ、周辺にはクリニックが点在。さらに平地で移動しやすいことから、シニア世代にとっても暮らしやすい環境が整っています。「風光明媚(めいび)な景色を楽しみながら生活できますよ」と沼井さんは最後に話していました。

1964年に同地区で創業した建設会社の2代目で、不動産事情に明るい沼井さん










