お手伝いとお母さんの「ありがとう」が 子どもの思いやりを育む

 子どもに「お手伝いする~!」と騒がれて困った経験のあるお母さんは多いでしょう。時間がないときに限って言う、どう考えても難しすぎることをやりたがるなど、お母さんからすると「また今度ね」と言いたくなるのはもっともです。3~4歳くらいで「お手伝いする!」がグッと増える時期があります。この時期に思い切りお手伝いをしてもらうと、人の気持ちを考えて行動できるようになります。お手伝いは生活スキルを高めるだけではなく、思いやりを育てるチャンスなのです。
 子どもの思いやりの芽を育てるには、まずは本人がやりたいと言った時にできるだけお手伝いをさせること。そして大事なのが、その都度「ありがとう」と感謝の言葉を伝えることです。何かを特別にお願いしたときだけではなく、食事のときに箸を並べる、朝カーテンを開けるなど、毎日の習慣になっていることでも同じです。「やって当然」ではなく、ぜひ毎回「ありがとう」と伝えてください。子どもはお母さんの役に立てたという喜びを感じることができ、その積み重ねが経験としてストックされます。すると、前頭葉が発達し始めて人の立場を想像できるようになる5歳頃に、自ら人に優しくする行動が取れるようになります。
 お手伝いをしてもらったら、お母さんは積極的に「ありがとう」と伝えて人の役に立つ喜びを経験させてあげましょう。きっと思いやりにあふれる、自然に人に親切にできる優しい子に育つでしょう。

著者

むらたますみ
キッズコーチングマネジャー

監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長

子育て・教育

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