建材を極めておうちをコーデ④
立地条件に合った「窓」で
ぐんと広がる快適な住空間

高性能な素材で断熱性をアップ

 建材の特徴と性能を知って、住み心地の良いマイホームを実現! シリーズ4回目のテーマは“窓”です。設計事務所「カキイロアーキ」(岩出市新田広芝)の1級建築士・長岡篤彦さんが解説します。

家の中に光や風を取り入れ、快適な住環境をもたらす窓。「注文住宅なら、まずは立地条件を見極めて間取りを決め、採光や通風が良い場所や、景色の抜けた方向に窓を設置すると、快適な住空間が広がりますよ」と、長岡さんは話します。

一方、窓や扉などの開口部は熱の出入りが大きく、省エネ性を損なう面も。「家の断熱性を上げるには窓の性能アップが重要です」とアドバイス。「以前は単板ガラスの1枚ものが主流でしたが、今はガラスを複数枚組み合わせた複層ガラスが一般的」と長岡さん。「サッシには樹脂またはアルミ複合樹脂が使われ、室内の熱は逃がさずに結露も防げるように」と、窓の性能は素材で大きく変わると説明します。

特殊な金属膜を施した「LowE(ロー・イー)ガラス」は、さらに高性能。「LowEガラスには、日射を取り込む断熱タイプと、日射を遮る遮熱タイプがあります」と長岡さん。「大きな開口を配置することが多い南面には断熱タイプ、開口が小さい北・西・東面には遮熱タイプと、方位や目的によって使い分けるのもいいでしょう」とも。

住宅密集地や大きな通りに面しているならプライバシー対策も必要。「天井に取り付ける天窓や、天井近くの壁に配置する高所窓を採用すれば、外からの視線が気にならず、かつ効率的に光を取り込めます」と答えます。

「採光、換気、断熱・防犯・防音などの性能、眺望、配置・サイズ・形などのデザインと、窓には思いの外、多くの役割があります」と長岡さん。「優先順位や予算を明確にして建築家に相談すると、多彩な提案が受けられます」と、最後に話していました。

南に大開口窓を設け、眺望と冬の日射熱を取り込みます。


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