口から始まる健康づくりvol.101
気付かないうちに進んでいる?
歯の「ひび割れ」に要注意
- 2026/8/27
- みんなの健康
- 歯医者さんに聞きました!(口から始まる健康づくり)
歯ぎしりや食いしばりも原因に
小さな異変を見逃さず早めの受診を

体の中で最も硬い組織といわれる歯のエナメル質。それでも、長年にわたって強い力が繰り返しかかれば、ひび(クラック)が生じることがあります。初期には痛みなどの症状がほとんどなく、知らないうちに進行しているケースも。ひびが深くなると神経に影響したり、場合によっては歯を残すことが難しくなったりするため、早めに気付くことが大切です。
歯にひびが入る原因の一つが、歯ぎしりや食いしばり。就寝中は自分では気付きにくく、強い力が繰り返しかかることで歯に負担が蓄積します。また、噛(か)み合わせによって特定の歯に力が集中している場合や、氷や硬い食べ物を頻繁に噛む習慣、転倒やスポーツなどによる外傷も原因になります。大きな詰め物が入っている歯や、虫歯・過去の治療などによって残っている歯質が少ない歯にも注意を。
厄介なのは、ひびがあっても初期にはほとんど症状がないことです。進行すると「冷たいものがしみる」「噛んだ瞬間に鋭く痛む」「噛んで力を抜いたときに痛む」といった症状が現れることがあります。しかし、痛みが出たり消えたりして、どの歯が原因なのか分かりにくいこともあります。
歯のひびは、骨折のように自然に元通りになるものではありません。深くなると歯の内部にある神経(歯髄)が刺激を受け、炎症や感染を起こすことがあります。さらにひびが歯ぐきより深いところや歯根まで及ぶと、歯を残せず抜歯が必要になる場合もあります。そのため、「少し気になるだけだから」と放置せず、早めに状態を確認することが大切です。
治療方法は、ひびの深さや位置によって異なります。エナメル質表面だけの浅いひびで症状がなければ、経過を観察。歯質の損傷が大きい場合にはレジンなどによる修復やかぶせ物で歯を保護し、神経まで影響している場合には根管治療が必要になることもあります。ひびが歯根の深い部分まで及んでいるケースでは、残念ながら抜歯を選択せざるを得ない場合もあります。
大切なのは、歯のひび割れを防ぐこと、そして小さな異変を見逃さないこと。硬いものを無理に噛む習慣を避け、歯ぎしりや食いしばりがある人は、必要に応じてナイトガード(マウスピース)で歯を守る方法もあります。噛み合わせに偏りがないか確認することも重要です。歯のひびは自分では見つけにくく、症状だけで判断することも困難です。普段から定期検診を受けるとともに、気になる症状があれば早めに歯科クリニックへ相談し、大切な歯をできるだけ長く守りましょう。
(川崎豪彦)
| 店舗名 | かわさきデンタルクリニック |
|---|---|
| 電話番号 | 073-488-5489 |
| Webサイト | https://www.kawasakidentalclinic.com/ |
| 住所 | 〒640-8451 和歌山市中573-19-403 ふじと台ステーションビル エスタシオン EAST 4階 |
| 営業時間(診療時間) | 9:30~13:00、14:30~19:00 火曜日は9:30~15:00 金曜日・土曜日は18:00まで |
| 定休日(休診日) | 日曜・祝日 |
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