毎日生き生き健康通信vol.79
水分・食事・睡眠で夏バテ予防
暑さに負けない体づくり
- 2026/7/23
- みんなの健康
- 内科の先生に聞きました!(毎日生き生き健康通信)
1日5~6回、コップ1杯を目安に水分補給
暑さが厳しくなるこの時期、「体がだるい」「食欲がない」「疲れが取れない」といった不調を感じていませんか。いわゆる〝夏バテ〟は病名ではなく、暑さによる自律神経の乱れや水分・栄養不足などが重なって起こる体調不良です。予防には、こまめな水分補給とバランスの良い食事、十分な睡眠が欠かせません。今回は、暑さに負けない体づくりに役立つ夏バテ予防のポイントについて話します。
成人は、食事とは別に1日約1・2~1・5リットルの水分補給が目安です。一度に大量に飲んでも十分に吸収されにくいので、こまめにコップ1杯(約200ミリリットル)ずつ、朝起きた時や食事、休憩時など、5・6回に分けて飲みましょう。
塩分を適度に補給すると、水分を効率よく吸収できます。若い人が運動などで大量に汗をかいたときはスポーツドリンクや経口補水液、水と一緒に塩分補給タブレットなどを活用するのも良いでしょう。また、高血圧や腎臓病、心臓病などで塩分制限がある人は、普段の水分補給は水が基本。水分に制限がある人はエアコンを適切に使うなど、汗をかき過ぎない環境を整えることも大切です。
暑さで食欲が低下し、冷たい物ばかり食べていると胃腸にも負担がかかり、不調が重なりやすくなります。特に夏場はそうめんなどで食事を簡単に済ませがちですが、炭水化物だけにならないように気を付けて。鶏のささ身や納豆などのタンパク質に加え、野菜からビタミンやミネラルも一緒に取り入れることで夏バテ予防につながります。
体の調子を整えるには、規則正しい生活を心掛けて。エアコンを上手に活用して寝苦しさを避け、7時間程度の睡眠を目安に取りましょう。
水分をこまめに補給していても、立ちくらみやぐったりする、おしっこの量が少ないなどの症状がある時は、脱水が進んでいる可能性があります。口からの水分補給だけでは改善が難しいこともあるので、医療機関では症状に応じて点滴や漢方薬による治療が受けられます。気になる症状があれば、早めにかかりつけ医へ相談を。
(辻本直貴)
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